涙は眼から出る
2016.4.7.13:25
山下卓、新刊小説「神歌 かみうた」。徳間書店刊。8/25頃。
20100724
写真を撮り続けるということは、レトリックではなく映し/写し/移し/現し、続けるということだから、それは社会の中でのことで言ったらなんということでもなく、他愛ない。他愛のない存在。うつしている者が本当はうつされていると、噎せる街の中でそっと知らされる時の、鈍い心地の悪さと清々しさに唯一支えられている。
20100714
銃声が止んだ……虫が鳴く、猿が叫ぶ、黄昏のヴェトナムの森。その叫喚のなかで人はひっそり死んでゆく。誰も殺せず、誰も救えず、誰のためでもない、空と土の間を漂うしかない焦燥のリズムが亜熱帯アジアの匂いと響きと色のなかに漂う。孤独・不安・徒労・死――ヴェトナムの戦いを肌で感じた著者が、生の異相を果敢に凝視し、戦争の絶望とみにくさをえぐり出した書下ろし長編。 従軍していた開高の1968年作。この夏、新潮文庫新装版。 http://www.shinchosha.co.jp/book/112809/
20100711
写真以前の為体だけが、写真のすべてになる。
20100605
池袋でばかり撮る。この街はでも、結構みんなに疎んじられているようだ。藤岡亜弥は「なんで池袋があるのか意味がわからない」と言って笑っていた。吉原から根津、巣鴨を抜け池袋で終わる都営バス(草63)¥200に乗って出勤する。一番うしろの席で。
20100605
本当の意味で、自分は写真が下手だ。
20100524
竜泉からバス〜池袋東口、いつもZARAの前で降ろされ、奥にLABI日本総本店が見える。が、今日は引き返しPARCO脇から線路伝いに風俗街の方へ。さらっと流し、北口ホテル街直通の大陸橋で線路を跨ぐ。この陸橋は好き。粗野でダイナミックで素直。いつもの北口、一番街〜ロマンス通りを6周くらい。そのあと、メトロポリタン前の広場では敷地全面使ってバングラデシュ正月祝い、カレー、串肉の屋台、日本人あまりおらず。後悔しつつ自作の握り飯と珈琲。野暮に、だらだら。ごみと一緒の赤ちゃんを撮る。みんな貧しげだけど楽しそうで、よかったーという気分。更に北口徘徊〜東口、サンシャイン通りなど。生ごみの見事な炸裂。用もないだろうに溢れかえる人。ものすごい数のボタンを押してるつもりが、たいして押してなかった。おしなべて、押してたつもりで、押していたってのは、その実なにもない。その逆、押してないつもりが、結構押してたってのは良い。
20100418.1909
竜泉からバス、池袋東口始まり〜北口〜西口。
タイトル、こころ。いま、ここにあることや、いることの内実が完全に露になって動いているもの、もしくはそれらがそのまま映しとなった塊が、心(こころ)か。違う。
20100413.1529
三ノ輪橋から都電で王子、飛鳥山を辿り、東池袋四丁目下車。ここからは初めての歩き。本当に誰にも見られていない、置き去りのような眺め、何処に行ってもそういう筋に向かってしまうのだけど。サンシャインを尻から入り館内、這い出て掃き溜めのなかへ。無軌道なようでいつの間にか決まってくる獣道、中池袋公園まわり。北口チャイナタウン、爆破跡のような西口前の様。長閑に掠奪がすすむ街のような、それでも優しい動物が居るような気配あるやなしや。3時間で動けなくなる、120×4.5。
20100409
吉原公園のムーランルージュ前の桜、一葉記念館、大川桜橋、日本堤いろは商店街。
20100408
竜泉からバス50分、池袋東口。飲食街、からす、鳩、ごみ、家族、サンシャインシティ内の安衣料店、女。120×3。雨降り11時、東池袋から都電で退散、三ノ輪橋へ。
20100407.1336
竜泉でバス〜三ノ輪〜荒川区役所〜千駄木団子坂下〜白山〜巣鴨〜終点池袋東口。無軌道に歩き始め1.5時間、西口に廻り1.5時間、持参の握り飯&珈琲を桜の下で15分、平和通り抜け池袋本町〜板橋熊野町〜川越街道〜東口〜また西口へ、ロマンス通り、ホテル街、中国人〜また東口に抜け芸術劇場前の広場、5時間で了。120×4、220×1。人様にレンズを向け蘇る恥の感覚と明るい恐怖感。何をやっているのか、いまはわからない。
20100406.1922
きれいはきたない、きたないはきれい。 ウィリアム・ シェイクスピア
20100404.2127
形式主義的な物語性/文学性からの回避、写真に纏わりつく自閉的で甘味な了解事項に対する嫌悪・・等々、それらに依って立ち唾棄する身振りによって初めて成立が約束される顕われ方。
言うまでもなく自分たちにはもはや、それらどんな軸足を持つことも、そこから飛ぶことも許されてはいない。
20100401.1359
写真は写真そのものを目指しつつ、同時に写真を目指さない。
20100401.1322
江東区清澄のAKAAKAのギャラリーにて、高橋宗正 写真展「スカイフィッシュ」が開催中。僕は展示未見、写真集も未見。でも、3/31(水)にあるトークイベントには、他に4人の写真家の方々、永禮賢さん、浅田政志さん、佐伯慎亮さん、村上友重さんと共におよばれ。19時半から、無料、予約不要。
展示は2010年4月18日(日)まで。
OPEN|12:00~20:00
CLOSE|日・月・祝日
*最終日4月18日(日)のみオープン。 http://www.akaaka.com/
2010.3.24.Wed
Marlene、 約70歳。
遊山で浅草寺に、売店で観音様の御姿を¥200でトイレの神に。 09.11.21(土)
09.11.17(火)
自主ギャラリー、東京・台東区で画策。 09.11.1(月)
写真集『弾道学』について10ページ、批評(英・Ian Jeffry)とともに。 日本の写真特集、ゲスト編集者は写真家Jason Evans。
http://www.photoworksuk.org/publication/magazine/details_current.asp?mag_id=20
09.10.25